Windowsで「ネットワークの場所」に接続する方法

Windowsで「ネットワークの場所」に接続する方法

2024年6月18日

同じネットワークに接続されたパソコンやNASなどのファイル/フォルダーにアクセスする際、【エクスプローラーで直接接続する】ほか【ネットワークの場所の追加】【ネットワークドライブの割り当て】ができます。後者の2つは似ていますが違いがあります。

ネットワークの場所/ネットワークドライブの違い

“ネットワークの場所”とは同じネットワークに接続されたコンピューター上にあるフォルダーなどを指し、エクスプローラーにショートカットを作成することをネットワークの場所の追加と呼びます。

“ネットワークドライブ”とはネットワークの場所にドライブレターを割り当てる機能を指し、内部ストレージと同様に扱うことをネットワークドライブの割り当てと呼びます。

どちらも、エクスプローラーの“PC”に作成できますが、ネットワークドライブの割り当ては永続的な接続が必要であるためネットワークから切断すると不都合が生じる場合があるのに対して、ネットワークの場所の追加はアクセス時に接続が行われるため常時ネットワークが接続されている必要は無いです。

エクスプローラーで直接接続する手順

ネットワーク

エクスプローラーのネットワークより任意のネットワークの場所をクリックします。
Windows 11→エクスプローラー→ネットワーク

ネットワークの場所が表示されます。
Windows 11→エクスプローラー→ネットワーク

アドレスバー

エクスプローラーのアドレスバーコンピューター名IPアドレスを入力しEnterキーを押下します。

コンピューター名設定などから確認できます。
\\(コンピューター名またはIPアドレス)
\\127.0.0.1

Windows 11→エクスプローラー→PC→アドレスバー

ネットワークの場所が表示されます。
Windows 11→エクスプローラー→ネットワーク

エクスプローラーから直接接続するやり方は以上です。

エクスプローラーの“PC”に作成する手順

ネットワークの場所の追加

エクスプローラーのPCより>ネットワークの場所の追加をクリックします。

Windows 10の場合はリボンよりコンピューター>ネットワークの場所の追加をクリックします。

Windows 11→エクスプローラー→メニュー

ネットワークの場所の追加より次へをクリックします。
Windows 11→ネットワークの場所の追加

ネットワークの場所の追加よりカスタムのネットワークの場所を選択を選択し次へをクリックします。
Windows 11→ネットワークの場所の追加

ネットワークの場所の追加よりインターネットまたはネットワークのアドレスを入力し次へをクリックします。

\\127.0.0.1\folderなどネットワーク上にあるフォルダーのパスを入力します。

Windows 11→ネットワークの場所の追加

ネットワークの場所の追加より名前を入力し次へをクリックします。
Windows 11→ネットワークの場所の追加

ネットワークの場所の追加より完了をクリックします。
Windows 11→ネットワークの場所の追加

エクスプローラーのPCよりネットワークの場所に追加されます。
Windows 11→エクスプローラー→PC→ネットワークの場所

削除する場合は右クリックして削除を選択します。

ネットワークの場所の追加するやり方は以上です。

ネットワークドライブの割り当て

エクスプローラーのPCより>ネットワークドライブの割り当てをクリックします。

Windows 10の場合はリボンよりコンピューター>ネットワークドライブの割り当てをクリックします。

Windows 11→エクスプローラー→メニュー

「ネットワークドライブの割り当て」よりドライブフォルダーを選択・入力し次へをクリックします。
Windows 11→ネットワークの場所の追加→ネットワークドライブの割り当て

現在サインインしているユーザーとは別ユーザーのアカウントを使用する場合には別の資格情報を使用して接続するをチェックします。

“ネットワーク資格情報の入力”が表示された場合、ユーザー名パスワードを入力しOKをクリックします。
Windows 11→ネットワーク資格情報の入力

エクスプローラーのPCよりネットワークの場所に追加されます。
Windows 11→エクスプローラー→PC→ネットワークの場所

削除する場合は右クリックして切断を選択します。

ネットワークドライブを割り当てるやり方は以上です。

接続できない場合は?

エラーが発生してアクセスできない場合は接続を切断してから再接続してみると改善する場合があります。

コマンドラインツール(ターミナル/PowerShell/コマンドプロンプト)より以下のコマンドを実行し、実行結果よりリモート名を確認します。

net use
新しい接続は記憶されます。

ステータス  ローカル名 リモート名                ネットワーク名
-------------------------------------------------------------------------------
OK           Z:        \\DESKTOP-ABC\work     Microsoft Windows Network
コマンドは正常に終了しました。

確認したリモート名を用いて以下のコマンドを実行します。

net use \\DESKTOP-ABC\work /delete

また、資格情報を記憶している場合は資格情報の削除や追加をしてからアクセスしてみると改善する場合があります。