Windowsで文字を「フリック入力」する方法

Windowsで文字を「フリック入力」する方法

2024年5月10日

パソコンは文字入力に[キーボード]を使いますが、スマートフォンを使い慣れている場合に「フリック入力したい」と思うかもしれません。Windows 11や10では【タッチキーボード】や【Remote Mouse】アプリでフリック入力できます。

フリック入力とは?

スマートフォンで文字を入力する際に、12個のキーを上下左右に弾いて文字を入力するのをフリック入力と呼びます。

iPhoneアプリ→メモ→IMEAndroidアプリ→Gboard→フリック入力

タッチパネル対応したWindowsタブレットなどのパソコンでは、タッチキーボードを使って直接フリック入力できます。

これはタッチパネル非対応でも使えますが、マウス操作で使いにくければスマートフォン仮想キーボードとして使えるRemote Mouseアプリを使うと「スマートフォンでフリック入力した文字列をパソコンに入力する」ことができます。

タッチキーボードを使う手順

Windows 11を例とします。Windows 10でも同様の操作が可能ですが文言などが異なる場合があります。

スクリーンキーボードタッチキーボードの2種類がありますが、タッチキーボードを表示します。
Windows 11→タッチキーボード

キーボードレイアウトを切り替える

タッチキーボードのよりキーボードレイアウト>12キーをクリックします。
Windows 11→タッチキーボード→メニュー→キーボードレイアウト

12キーを使ってフリック入力します。
Windows 11→タッチキーボード→12キー

また、デフォルトではフリック入力に加えマルチタップ入力ケータイ入力)が可能ですが、これをフリック入力のみにすることができます。

フリック入力のみにする

タスクトレイのを右クリックし、メニューより設定をクリックします。

設定が無い場合、以前のバージョンのMicrosoft IMEが有効であるためオフにする必要があります。

Windows 11→タスクバー→タスクトレイ→Microsoft IME→メニュー

設定のMicrosoft IMEよりキーとタッチのカスタマイズをクリックします。
Windows 11→設定→時刻と言語→言語と地域→オプション→Microsoft IME

キーとタッチのカスタマイズのタッチキーボードよりフリック入力に変更します。
Windows 11→設定→時刻と言語→言語と地域→オプション→Microsoft IME→キーとタッチのカスタマイズ→タッチキーボード

フリック入力とマルチタップ入力を選択するとケータイ入力もできます。

タッチキーボードを使うやり方は以上です。

Remote Mouseを使う手順

対応しているのは、パソコンがWindowsMacはもちろんLinux(Ubuntuなど)、スマートフォンはiPhoneAndroidスマートフォンです。

使用するパソコンスマートフォンの両方にアプリをダウンロード&インストールします。

今回はWindows 11Androidスマートフォンを例とします。

Windows

すべてのアプリなどからRemote Mouseを開きます。
Windows 11→スタートメニュー→すべてのアプリ

タスクトレイの常駐アプリRemote Mouseがあることを確認します。
Windows 11→タスクバー→タスクトレイ

Androidスマートフォン

アプリよりチュートリアルを右から左にスワイプしてわかりましたをタップし、接続より(対象のパソコン)をタップします。

iPhoneアプリ→Remote MouseiPhoneアプリ→Remote Mouse
表示されない場合は「パソコンのアプリケーションが起動しているか」「両方のデバイスが同じWi-Fiに接続しているか」を確認します。また、をタップして手動で接続することもできます。

アプリのより予測と非アルファベット入力をオンに切り替えます。

iPhoneアプリ→Remote MouseiPhoneアプリ→Remote Mouse→設定
フリック入力ができないと言った場合、予測と非アルファベット入力がオフになっていることが多いです。

ツールバーの(キーボードアイコン)よりキーボードを操作します。

iPhoneアプリ→Remote MouseAndroidアプリ→Gboard

Remote Mouseの使いかたは以上です。