Windowsで「ドライブレター」を割り当てる方法

Windowsで「ドライブレター」を割り当てる方法

2024年5月1日

Windows 11や10ではUSBメモリーなどに“D:”と言った【ドライブレター】が割当てられますが、抜き差しで変わってしまう場合でも「固定する」ことが可能です。また、他に「PATHに割当てる」「複数を割当てる」こともできます。

ドライブレターとは?

WindowsがインストールされたHDDやSSDをCドライブと呼びC:と表記することがありますが、このようなアルファベットをドライブレターと呼びます。

C:から始まっている理由はA:B:がフロッピーディスクに予約されているためで、後から追加したUSBメモリーや光学ドライブなどはD:E:…と順に割り当てられます。

ただ、取り外しが可能なデバイスを2つ以上を同時に使い、D:E:などと割り当てられた後にE:を1つで接続するとD:とズレることがあり、接続する度に変更されると都合が悪い場合には、手動で割り当てを変更すればドライブレターを固定することができます。

また、“C:¥Windows”などPATHにドライブレターを割り当てる、デバイスとドライブレターを1対1でなく複数のドライブレターを割り当てることも可能です。

ドライブレターを固定する手順

USBメモリーなど対象のデバイスを接続します。

KIOXIA(キオクシア) 旧東芝メモリ USBフラッシュメモリ 32GB USB3.2 Gen1 日本製 国内サポート正規品 KLU301A032GK
キオクシア USBフラッシュメモリ 32GB USB3.2 Gen1 KLU301A032GK
 

タスクバーのを右クリックし、コンテキストメニューよりディスクの管理をクリックします。
Windows 11→タスクバー→Windowsロゴ→コンテキストメニュー

ディスクの管理より対象のドライブレターを右クリックし、コンテキストメニューよりドライブ文字とパスの変更を選択します。
Windows 11→ドライブの管理→ボリューム→コンテキストメニュー

ドライブ文字とパスの変更より変更をクリックします。
Windows 11→ドライブの管理→ドライブ文字とパスの変更

ドライブ文字とパスの変更より次のドライブ文字を割り当てるを選択しOKをクリックします。

前述したように自動でD,E,F…と割り当てられるのでZ,Y,X…と逆から割り当てたり、USBメモリーであればUなど見ただけでどのデバイスかわかるようにするのもオススメです。

Windows 11→ドライブの管理→ドライブ文字とパスの変更

ドライブレターを固定するやり方は以上です。

PATHにドライブレターを割り当てる手順

ターミナル(PowerShell/コマンドプロンプト)より以下のコマンドを実行します。

半角スペースです。
subst␣(ドライブレター)␣(パス)
subst P: C:\Windows

割り当てたドライブレターを削除する場合、以下のコマンドを実行します。

subst␣/D␣(ドライブレター)
subst /D P:

PATHにドライブレターを割り当てるやり方は以上です。

これを流用すると「複数のドライブレターを割り当てる」と言うことができます。

複数のドライブレターを割り当てる手順

ターミナル(PowerShell/コマンドプロンプト)より以下のコマンドを実行します。

subst␣(追加するドライブレター)␣(現在のドライブレター)\
subst X: D:\

割り当てたドライブレターを削除する場合、以下のコマンドを実行します。

subst␣/D␣(ドライブレター)
subst /D X:

複数のドライブレターを割り当てるやり方は以上です。