Windows 11やWindows 10では主に右下のタスクトレイに扇型の[W-Fiアイコン]が表示され、アイコンの変化によって「電波強度(電波の強さ)」を表していますが、これを数値(0-100%)で表示することもできます。
「電波強度」とは?
Wi-Fiなどの電波は「強い」「弱い」や「良い」「悪い」と表現することが多く、これを電波強度などと呼ぶことがあります。
一般的に発信源からの直線距離で「近いと強い」「遠いと弱い」となりますが、間に「電波を通しにくい障害物」などがある場合にはこの限りではなく、距離は遠くとも障害物が少ない方が「電波が強い」と言う場合もあります。
当然に「強い」ほど安定した高速な通信ができるので、「パソコンの場所を変えたら通信環境が改善した」と言ったような話を聞くことも少なくないですが、タスクトレイに表示されるW-Fiアイコンでは強弱がわかりにくければ、数値を表示してみると良いでしょう。
数値を表示するやり方
Windows 11を例とします。Windows 10でも同様の操作が可能ですが文言などが異なる場合があります。
- コマンドラインツール(ターミナル/PowerShell/コマンドプロンプト)より以下のコマンドを実行します。
netsh wlan show interface
- 実行結果より[シグナル]を確認します。
数値は百分率で[0%]から[100%]で表示され、以下の場合は【89%】と表示されています。数値が大きいほど「強い」「良い」と言えます。
システムに 1 インターフェイスがあります: 名前 : Wi-Fi 説明 : Intel(R) Wi-Fi 6 AX200 160MHz GUID : XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX 物理アドレス : XX-XX-XX-YY-YY-YY インターフェイス 入力 : プライマリ 状態 : 接続されました SSID : ABCDEFG BSSID : 00:1A:2B:3C:4D:5E ネットワークの種類 : インフラストラクチャ 無線の種類 : 802.11ac 認証 : WPA2-パーソナル 暗号 : CCMP 接続モード : 自動接続 バンド : 5 GHz チャネル : 40 受信速度 (Mbps) : 866.7 送信速度 (Mbps) : 866.7 シグナル : 89% プロファイル : ABCDEFG ホストされたネットワークの状態: 利用不可
数値を表示するやり方は以上です。