LenovoのパソコンであるThinkPadの電源を入れた際、黒い画面に「The connected AC adapter~」などと表示され起動しなかったり、起動しても「間違ったACアダプターが挿さりました。」などとダイアログが表示されるのはACアダプターの出力が原因です。
原因は“出力が推奨ACアダプターよりも低い”
特にスマートフォンなどに使用している充電器(ACアダプター)を、パソコンのUSB Type-Cにつなぐと最大出力(W)が低いことがあります。
例えば、私が使用しているノートパソコンは、本体に同梱されているACアダプターの出力が65Wであるのに対して、スマートフォンの充電に使用している充電器は30Wしかありません。
この30Wの充電器を用いてパソコンを電源に接続すると、起動時に以下のようなメッセージが表示されます。
The connected AC adapter has a lower wattage than the recommended AC adapter which was shipped with the system.
To use AC power, please connect the AC adapter which was shipped with the system.
Press the ESC key to continue.
(約:接続されたACアダプタのワット数は、システムに付属の推奨ACアダプタよりも低くなっています。AC電源を使用するには、システムに付属のACアダプタを接続してください。続行するにはESCキーを押してください。)
この場合、メッセージの通りキーボードのEscキーを押下すると正常に起動しますが、起動後に以下のようなダイアログが表示されます。
ノートパソコンの場合、バッテリーの残量が十分にあれば使用することもできるでしょうが、バッテリー残量は充電されるどころか減っていく場合があります。
“正しい出力のACアダプターを使う”と解決
同梱された推奨ACアダプターを使うのが良いですが、USB Type-Cで充電したい場合には推奨ACアダプターと同等の出力がある充電器を使うのが良いです。

ただし、機種によっては“推奨”以外を使うと何らかのエラーメッセージが表示されるようになっていることもあるので、その場合には同梱された推奨ACアダプターを使った方が良いでしょう。