Windowsの電源を遠隔操作でオンにするには?

Windowsの電源を遠隔操作でオンにするには?

2019年4月1日

Windows 11や10のパソコンは【WoL(Wake-on-LAN)】と呼ばれる技術によって、本体に触れることなく別のパソコンやスマートフォンなどから「電源をオン」にしたり「スリープを解除」したりできる場合があります。

WoLとは?

Wake-on-LANの略で、LAN(ネットワーク)を使って別デバイスからパソコンの電源をオンにする技術です。

機能を動作させる必要から完全に電源が切れているわけでは無く、少なからず電力を消費している状態になります。

このWOLは、マジックパケットと呼ばれる特殊なデータを送ることで「パソコンを起動する(電源オン→起動)」「パソコンのスリープから復帰する(スリープ解除)」と言ったことが可能になります。

このため、マジックパケットを送る別のパソコンやスマートフォンなどが必要となります。

WoLを有効にする手順

使用するためにはパソコン本体が対応している必要があり、すべての機種でできるわけではありません。

画面下のを右クリックし、コンテキストメニューよりデバイスマネージャーをクリックします。
Windows 11→スタートボタン→コンテキストメニュー

デバイスマネージャーのネットワークアダプターより対象のネットワークアダプターを右クリックし、表示されたコンテキストメニューよりプロパティを選択します。
Windows 11→デバイスマネージャー→ネットワークアダプター→有線LANアダプター

対象のネットワークアダプターは機種によって異なります。

プロパティの詳細設定よりWake on Magic PacketEnabledを選択します。
Windows 11→デバイスマネージャー→ネットワークアダプター→有線LANアダプター→プロパティ→詳細設定

非対応デバイスで項目が無い場合でも、次の項目をオンにすることでスリープ解除はできる可能性があります。

プロパティの電源の管理よりこのデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにするチェックします。
Windows 11→デバイスマネージャー→ネットワークアダプター→有線LANアダプター→プロパティ→電源管理

必要であればMagic Packetでのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにするも ✔ します。

WoLを有効にするやり方は以上です。

また、機種によってはUEFI/BIOSから機能をオンにする必要があります。これは機種ごとに異なるのでマニュアル等を確認してください。