パソコンでLibreOfficeを使う方法

パソコンでLibreOfficeを使う方法

2024年1月29日

Windowsでは[Microsoft Office]が一般的ですが、LinuxのUbuntuなど使えない環境では「オープンソース」かつ「フリー(無料)」のオフィスソフトである【LibreOffice】を使ってみると良いかもしれません。

LibreOfficeとは?

オープンソースで誰でも使えるフリーのオフィスソフトで、古くはOpenOfficeと呼ばれるソフトウェアがありLibreOfficeは後継の1つとされています。

Microsoftが提供するOffice(Word/Excel/PowerPointなど)に完全では無いものの互換性があり、それぞれのファイルを対応するアプリケーションで開いて閲覧・編集することができます。

Microsoft OfficeとLibreOfficeの対応表
用途 Microsoft Libre
ワープロ Word Writer
表計算 Excel Calc
プレゼンテーション PowerPoint Inpress
データベース管理システム Access Base
メール Outlook ×
ドロー × Draw
数式エディタ × Math

UbuntuなどLinuxではプリインストールされている場合もありますが、クロスプラットフォームであるためWindowsやMacでもインストールして使うことができます。

インストールするやり方

  1. WebブラウザよりLibreOfficeにアクセスしダウンロードよりダウンロードをクリックします。
    パソコン→Web→LibreOffice

  2. ダウンロードのお使いのオペレーティングシステムを選択してくださいを選択しダウンロードをクリックします。
    インストール対象のパソコンからアクセスすれば自動選択されますが、誤っている場合には手動で選択し直します。ちなみに、UbuntuなどDebian系であればLinux (64-bit) (deb)、CentOSなどRed Hat系であればLinux (64-bit) (rpm)を選択します。

    パソコン→Web→LibreOffice→ダウンロード

  3. 日本語化が必要であれば翻訳されたユーザーインターフェースをクリックしてダウンロードします。
    Windowsなど表示されない場合もあります。

    パソコン→Web→LibreOffice→ダウンロード

ダウンロードが完了したらインストールを実行します。

Windowsの場合

  1. ダウンロードしたファイルを実行し次へをクリックします。
    Windows 11→インストール→LibreOffice

  2. セットアップの種類よりカスタムを選択し次へをクリックします。
    Windows 11→インストール→LibreOffice→セットアップの種類

    カスタムセットアップは特に理由が無ければ変更せずに次へをクリックします。

  3. ファイルの種類より必要が無ければ全てのチェックを外し次へをクリックします。

    Windows 11→インストール→LibreOffice→ファイルの種類

  4. プログラム変更の準備完了より任意に変更しインストールをクリックします。
    Windows 11→インストール→LibreOffice→プログラム変更の準備完了

インストールしたLibreOfficeのアプリは>すべてLibreOfficeより起動できます。

Macの場合

2025年01月の現在ではApp Storeからダウンロード&インストールすると有料アプリとなっていますが、公式サイトからダウンロードすれば無料でインストールできます。

インストール

  1. ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
    ファイル名はデバイスやバージョンによって異なります。
    LibreOffice_24.8.4_MacOS_aarch64.dmg
  2. LibreOfficeよりLibreOffice.appApplicationsにドラッグ&ドロップします。
    MacBook→インストール→LibreOffice

日本語化

  1. ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
    ファイル名はデバイスやバージョンによって異なります。
    LibreOffice_24.8.4_MacOS_aarch64_langpack_ja.dmg
  2. LibreOffice ja Language PackよりLibreOffice Language Pack.appをダブルクリックして開きます。
    MacBook→インストール→LibreOffice ja Language Pack

  3. インストールウィザードよりインストールをクリックします。
    MacBook→インストール→LibreOffice ja Language Pack

Ubuntuの場合

今回はコマンドを使ってインストールしますが、アプリセンターから検索してインストールすることもできます。

インストールコマンド

24.8.4はバージョンであるため、ダウンロードしたタイミングによって異なる場合があります。
  1. 端末(ターミナル)より以下のコマンドでダウンロードしたファイルを展開します。
    tar -zxvf LibreOffice_24.8.4_Linux_x86-64_deb.tar.gz
  2. 展開したディレクトリ配下のDEBSに移動します。
    cd LibreOffice_24.8.4_Linux_x86-64_deb/DEBS
  3. DEBS配下の~.debを全てインストールします。
    sudo apt install ./*.deb

日本語化

24.8.4はバージョンであるため、ダウンロードしたタイミングによって異なる場合があります。
  1. 端末(ターミナル)より以下のコマンドでダウンロードしたファイルを展開します。
    tar -zxvf LibreOffice_24.8.4_Linux_x86-64_deb_langpack_ja.tar.gz
  2. 展開したディレクトリ配下のDEBSに移動します。
    cd LibreOffice_24.8.4_Linux_x86-64_deb_langpack_ja/DEBS
  3. DEBS配下の~.debを全てインストールします。
    sudo apt install ./*.deb

問題なく完了すれば自動的に日本語化されるはずですが、「日本語化されない」と言う場合にはTools>OptionsよりLanguages and Locales>GeneralLanguage OfJapaneseに変更します。

ちなみに、アンインストールする場合は以下のコマンドを実行します。

sudo apt remove libreoffice24.8* libobasis24.8*