Windowsでは[Microsoft Office]が一般的ですが、LinuxのUbuntuなど使えない環境では「オープンソース」かつ「フリー(無料)」のオフィスソフトである【LibreOffice】を使ってみると良いかもしれません。
LibreOfficeとは?
オープンソースで誰でも使えるフリーのオフィスソフトで、古くはOpenOfficeと呼ばれるソフトウェアがありLibreOfficeは後継の1つとされています。
Microsoftが提供するOffice(Word/Excel/PowerPointなど)に完全では無いものの互換性があり、それぞれのファイルを対応するアプリケーションで開いて閲覧・編集することができます。
用途 | Microsoft | Libre |
---|---|---|
ワープロ | Word | Writer |
表計算 | Excel | Calc |
プレゼンテーション | PowerPoint | Inpress |
データベース管理システム | Access | Base |
メール | Outlook | × |
ドロー | × | Draw |
数式エディタ | × | Math |
UbuntuなどLinuxではプリインストールされている場合もありますが、クロスプラットフォームであるためWindowsやMacでもインストールして使うことができます。
インストールするやり方
- WebブラウザよりLibreOfficeにアクセスしダウンロードよりダウンロードをクリックします。
- ダウンロードのお使いのオペレーティングシステムを選択してくださいを選択しダウンロードをクリックします。
インストール対象のパソコンからアクセスすれば自動選択されますが、誤っている場合には手動で選択し直します。ちなみに、UbuntuなどDebian系であればLinux (64-bit) (deb)、CentOSなどRed Hat系であればLinux (64-bit) (rpm)を選択します。
- 日本語化が必要であれば翻訳されたユーザーインターフェースをクリックしてダウンロードします。
Windowsなど表示されない場合もあります。
ダウンロードが完了したらインストールを実行します。
Windowsの場合
- ダウンロードしたファイルを実行し次へをクリックします。
- セットアップの種類よりカスタムを選択し次へをクリックします。
カスタムセットアップは特に理由が無ければ変更せずに次へをクリックします。 - ファイルの種類より必要が無ければ全てのチェックを外し次へをクリックします。
- プログラム変更の準備完了より任意に変更しインストールをクリックします。
インストールしたLibreOfficeのアプリは田>すべてのLibreOfficeより起動できます。
Macの場合
2025年01月の現在ではApp Storeからダウンロード&インストールすると有料アプリとなっていますが、公式サイトからダウンロードすれば無料でインストールできます。
インストール
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
ファイル名はデバイスやバージョンによって異なります。
LibreOffice_24.8.4_MacOS_aarch64.dmg
- LibreOfficeよりLibreOffice.appをApplicationsにドラッグ&ドロップします。
日本語化
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
ファイル名はデバイスやバージョンによって異なります。
LibreOffice_24.8.4_MacOS_aarch64_langpack_ja.dmg
- LibreOffice ja Language PackよりLibreOffice Language Pack.appをダブルクリックして開きます。
- インストールウィザードよりインストールをクリックします。
Ubuntuの場合
今回はコマンドを使ってインストールしますが、アプリセンターから検索してインストールすることもできます。
インストールコマンド
24.8.4はバージョンであるため、ダウンロードしたタイミングによって異なる場合があります。
- 端末(ターミナル)より以下のコマンドでダウンロードしたファイルを展開します。
tar -zxvf LibreOffice_24.8.4_Linux_x86-64_deb.tar.gz
- 展開したディレクトリ配下のDEBSに移動します。
cd LibreOffice_24.8.4_Linux_x86-64_deb/DEBS
- DEBS配下の~.debを全てインストールします。
sudo apt install ./*.deb
日本語化
24.8.4はバージョンであるため、ダウンロードしたタイミングによって異なる場合があります。
- 端末(ターミナル)より以下のコマンドでダウンロードしたファイルを展開します。
tar -zxvf LibreOffice_24.8.4_Linux_x86-64_deb_langpack_ja.tar.gz
- 展開したディレクトリ配下のDEBSに移動します。
cd LibreOffice_24.8.4_Linux_x86-64_deb_langpack_ja/DEBS
- DEBS配下の~.debを全てインストールします。
sudo apt install ./*.deb
問題なく完了すれば自動的に日本語化されるはずですが、「日本語化されない」と言う場合にはTools>OptionsよりLanguages and Locales>GeneralのLanguage OfをJapaneseに変更します。
ちなみに、アンインストールする場合は以下のコマンドを実行します。
sudo apt remove libreoffice24.8* libobasis24.8*