Windows 11やWindows 10では1つのパソコンの中に複数のユーザーを作成することができますが、他ユーザーのファイルは原則として利用できません。ただし、【パブリック】フォルダを使うことで、ユーザー間で相互にファイルを参照することができます。
ファイルと権限
同じWindowsパソコン内に作成した複数ユーザーにおいて、あるユーザーが作成したファイルを他のユーザーが閲覧・編集することは原則としてできません。
ファイル・フォルダーに対して権限を設定すれば使えるようにすることも可能ですが、比較的に複雑な操作が必要であるため一般的では無いでしょう。
そのため、同じパソコン内のユーザーであっても、互いに「同じファイルを共有する」と言うのは難しい問題となりがちですが、Windowsにはパブリックと呼ばれる各ユーザーがアクセスすることが可能なフォルダーが用意されており、このフォルダーを介すことでファイル共有が可能になります。
USBメモリーなどの外部ストレージやオンラインストレージなどを使わずに、同じパソコンの中で同じファイルを参照できるので便利です。
[パブリック]フォルダーを開くやり方
Windows 11を例とします。Windows 10でも同様の操作が可能ですが文言などが異なる場合があります。
- エクスプローラーより【PC】>【ローカルディスク(C:)】>【ユーザー】>【パブリック】を開きます。
パスの場合は以下の通りです。
C:\Users\Public
- パブリック配下の[パブリックのダウンロード][パブリックのドキュメント][パブリックのピクチャ][パブリックのビデオ][パブリックのミュージック]にファイルを配置します。
[パブリック]フォルダーを開くやり方は以上です。
少しアクセスしにくい場所にあるので、頻繁に使うようであればショートカットを作成しておくと、使い勝手が良くなります。