「ノートパソコンを閉じた状態で使う」と言うのはMacの【クラムシェルモード】が有名ですが、Windowsパソコンでも[ディスプレイ][キーボード][マウス]などを外部接続すれば似たようなことができる場合があります。
クラムシェルモードとは?
主に「MacBookを閉じた状態で使う」ことを指すことが多いです。
Windowsでは名前が付いた機能はありませんが、「カバーを閉じた時にスリープ/シャットダウンしない」と設定したり、「カバーを閉じたまま電源をオンにする」などができれば同様に使うことが可能です。
当然ですが、閉じた状態で使うのに[ディスプレイ][キーボード][マウス]などの周辺機器を外部接続する必要があります。また、縦置きができるスタンドを用意すると省スペースになります。
周辺機器と接続する
ディスプレイの接続には[HDMI]を使うのが一般的ですが、アダプターを用いれば[USB]でも可能です。ただし、ノートパソコンのUSBポートは数が少ないことが多く、ハブなどを介すと期待した動作をしない可能性もあるので注意してください。
キーボードやマウスは[USB接続]や[無線2.4GHz]による接続が便利です。[Bluetooth]でも良いですが、パソコンの機種によっては「スリープ解除できない」と言う場合があるので注意してください。
画面を複製する
Windowsパソコン等に複数のディスプレイ(マルチディスプレイ)を接続した場合、設定によって「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」から選ぶことができます。
外部接続したディスプレイのみを使うのであれば、「複製」を選択すると良いでしょう。
また、多くのノートパソコンは「カバー(ディスプレイ)を閉じる」と言う状態ではディスプレイは接続されていない状態になることが多いので、「カバーを閉じたまま使う」と言う場合には外部ディスプレイのみの扱いになる場合があります。
グラフィックボードを使う
ノートパソコンの欠点の1つに「グラフィック性能が貧弱」と言うのがありますが、昨今では外付け可能なグラフィックボード(外付けGPUユニット)が販売されています。
性能にもよりますが、3Dグラフィックコンテンツの作成や3DゲームやVRなどの映像を楽しむことができるかもしれません。
ただし、接続に[Thunderbolt 3]などを用いるため、使用する予定のノートパソコンへ接続できるかは要確認する必要があるので注意してください。
このように、外出時はモバイルノートパソコンとして軽快に持ち運び、自宅や会社・職場ではデスクトップパソコンのように扱うと、作業効率も上がるかもしれません。