インターネット上から大きなファイルをダウンロードする際、[改ざん]や[破損]が無いことを確認するために【ハッシュ値】を用いることがあります。Macでは、ターミナルからコマンドで表示させることができます。
ハッシュ値とは?
任意のファイルから算出される【文字列】のことを指します。
このハッシュ値はファイルごとに算出される結果が異なるので、ファイルを転送する際にそのファイルが破損していないことや改ざんされていないことを確認するために用いることができます。
確認するためには、ファイルのダウンロード時に公開されたハッシュ値を記録しておき、ダウンロードしたファイルのハッシュ値を自前で算出して合致しているかをチェックします。
ハッシュ値を出力するやり方
ターミナルで以下のコマンドを実行すると、各ハッシュ値を表示させることができます。
# md5 md5 (ファイル名) # SHA1 shasum -a 1 (ファイル名) # SHA256(512なども可) shasum -a 256 (ファイル名)
例えば、[test.txt]の[MD5ハッシュ値]を調べたい場合には以下のコマンドを実行します。
md5 ./test.txt
シェルスクリプトで実行するには?
比較的に簡単なコマンドですが、頻繁に使うようであればシェルスクリプトを作成しておくと便利かもしれません。
#!/bin/sh # md5 md5 $1 # SHA1 shasum -a 1 $1 # SHA256(512なども可) shasum -a 256 $1