Surface GoなどにUbuntuのようなLinuxをインストールすると[タッチパネル(タッチスクリーン)]によるタッチ操作が使える場合がありますが、キーボードとマウスを使って操作する上で誤操作が多いようであれば無効にすることもできます。
タブレットとしての操作
Surface GoなどのタブレットPCの多くはキーボードが脱着式になっており、キーボードを取り外すことでタブレットとして使うことができます。
このようなデバイスにUbuntuのようなLinuxをインストールするとタッチ操作ができる場合もあるのでタブレットとして使うことも不可能ではありませんが、最適化されていないディストリビューションではマウスやキーボードによる操作のほうがしやすいです。
このため、キーボードとマウスを使って操作する[パソコン]として利用する場合が多く、タッチパネルを使った操作は「使わない」と言うことであれば無効にしたほうが誤操作を防ぐことができます。
デバイスを無効にするやり方
- ウィンドウシステムを【X11】に切り替えます。
- 端末(ターミナル)より以下のコマンドを実行します。
xinput list
- 端末(ターミナル)の実行結果より[タッチパネル]の【デバイス名】を確認します。
実行結果はデバイスによって異なります。
⎡ Virtual core pointer id=2 [master pointer (3)] ⎜ ↳ Virtual core XTEST pointer id=4 [slave pointer (2)] ⎜ ↳ ELAN9038:00 04F3:2A1C id=12 [slave pointer (2)] ⎣ Virtual core keyboard id=3 [master keyboard (2)] ↳ Virtual core XTEST keyboard id=5 [slave keyboard (3)] ↳ Video Bus id=6 [slave keyboard (3)] ↳ Power Button id=7 [slave keyboard (3)] ↳ ELAN9038:00 04F3:2A1C Stylus id=13 [slave keyboard (3)] ↳ Intel HID events id=14 [slave keyboard (3)] ↳ Intel HID 5 button array id=15 [slave keyboard (3)] ↳ AT Translated Set 2 keyboard id=16 [slave keyboard (3)]
- 端末(ターミナル)より以下のコマンドを実行します。
【デバイス名】には1つ前で確認した値を入力します。空白が含まれている場合は【"(ダブルクォーテーション)】で括ります。ちなみに【id】でも良いですがデバイスの構成が変わると変更される可能性があるので注意してください。
xinput disable "デバイス名"
元に戻す(有効する)場合は以下のコマンドを実行します。
xinput enable "デバイス名"
デバイスを無効にするやり方は以上です。
ただし、ログアウトや再起動すると元に戻る(有効になる)ので、必要であればログイン時に自動でコマンドを実行するようにしておくと良いでしょう。