Windowsでテキストファイル内の改行コードを置換する方法

Windowsでテキストファイル内の改行コードを置換する方法

Windows 11の[メモ帳]は保存時に【改行コード】を指定できないので、【サクラエディタ】などのテキストエディタを使って「保存時に選択する」または「一括置換する」ことで異なる改行コードにします。

改行コードの違い

2行以上にわたる文章の場合に「行と行をわける制御文字」を改行コードと呼び、文字入力中にキーボードのEnterキーを押下することで入力され、画面上では次の行に移動します。

改行コードはOSによって異なる場合があり、WindowsはCRLFでUbuntuなどのLinuxはLFが採用されています。ちなみにMacでは古いバージョンではCRでしたが、比較的に新しいバージョン(OS X以降)ではLFが採用されています。

Windows 11のメモ帳LFCRにも対応しているため表示するのは問題ないですが、逆にWindowsで作成したCRLFを含むテキストファイルを別のOSで開くと文字化けする場合があるため、あらかじめ適切な改行コードに置換しておくと良いです。

ただ、Windowsのメモ帳では難しいので、今回はサクラエディタを例とします。

サクラエディタの使いかた

改行コードを示す矢印の違い

WindowsのCRLFで表示され、Mac/LinuxのLFで表示されます。ちなみに古いMacのCRで表示されます。

Windows 11→サクラエディタ→改行コード→CRLFWindows 11→サクラエディタ→改行コード→LF

1つのテキストファイル内でも改行コードは混在できるので矢印の違いで見分けると良いでしょう。

保存時に選択する手順

メニューバーのファイルより名前を付けて保存をクリックします。
Windows 11→サクラエディタ→メニューバー→ファイル

名前を付けて保存より改行コードを変更して保存します。
Windows 11→サクラエディタ→名前を付けて保存

一括置換する手順

メニューバーの検索より置換をクリックします。
Windows 11→サクラエディタ→メニューバー→検索

置換前置換後に以下の正規表現を入力し正規表現先頭(末尾)から再検索するチェックしたらすべて置換をクリックします。

ただし、テキストがCRLFのとき置換前\n\rを入力した場合、CRLF\r\nと見なされ置換されるので、置換後に前述した改行コードを示す矢印の確認をオススメします。
改行コード 正規表現
CRLF \r\n
LF \n
CR \r

Windows 11→サクラエディタ→置換→改行コード

サクラエディタの使いかたは以上です。