Androidスマートフォンのバッテリーを充電する際、[電源オン]よりも[電源オフ]の方が充電時間が短くなりそうですが、実際にはどうなのかを実験で試してみました。
実験の条件
電源オン/電源オフ以外の条件は以下の通りです。
- インストールアプリに変更なし
- 充電は20%から80%まで
- 10分ごとにステータスバーなどの数値を確認
- USB PDで充電
今回はAndroidスマートフォンのGoogle Pixel 8aを用いました。ちなみにiPhoneのように電源オフで充電すると電源オンになる機種もあります。
実験と結果
バッテリー残量が20%に低下した時点で電源オン/電源オフの状態にしUSBケーブルを用いて充電を開始した結果が以下の通りです。
| 時間(分) | 電源オン(%) | 電源オフ(%) |
|---|---|---|
| 0 | 20 | 20 |
| 10 | 35 | 33 |
| 20 | 48 | 47 |
| 30 | 61 | 59 |
| 40 | 72 | 70 |
| 50 | 80 | 78 |
| 52 | - | 80 |
どちらも約50分程度で80%まで充電されましたが電源オフの方が少し遅く、そもそも電源オフ>電源オンにもバッテリーを消費するので、これが誤差の範囲としても電源オンの方が有利と言えるでしょう。
これまでは電源オフにした方が充電時間が短い(充電速度が速い)と言われることもありましたが、電源オンでも同じように充電できるのは「充電機能の向上」や「電源オン(スリープ時)の省電力化」が理由にあるのかもしれません。

