Androidスマホは電源オン/オフでバッテリーの充電時間は変わる?

Androidスマホは電源オン/オフでバッテリーの充電時間は変わる?

2017年2月5日

Androidスマートフォンのバッテリーを充電する際、[電源オン]よりも[電源オフ]の方が充電時間が短くなりそうですが、実際にはどうなのかを実験で試してみました。

実験の条件

電源オン電源オフ以外の条件は以下の通りです。

  • インストールアプリに変更なし
  • 充電は20%から80%まで
  • 10分ごとにステータスバーなどの数値を確認
  • USB PDで充電

今回はAndroidスマートフォンのGoogle Pixel 8aを用いました。ちなみにiPhoneのように電源オフで充電すると電源オンになる機種もあります。

実験と結果

バッテリー残量が20%に低下した時点で電源オン電源オフの状態にしUSBケーブルを用いて充電を開始した結果が以下の通りです。

電源オン/電源オフでの充電時間
時間(分) 電源オン(%) 電源オフ(%)
0 20 20
10 35 33
20 48 47
30 61 59
40 72 70
50 80 78
52 80

また、表をグラフで表したものが以下の画像です。
グラフ→電源オン/電源オフでの充電時間

どちらも約50分程度で80%まで充電されましたが電源オフの方が少し遅く、そもそも電源オフ>電源オンにもバッテリーを消費するので、これが誤差の範囲としても電源オンの方が有利と言えるでしょう。

これまでは電源オフにした方が充電時間が短い(充電速度が速い)と言われることもありましたが、電源オンでも同じように充電できるのは「充電機能の向上」や「電源オン(スリープ時)の省電力化」が理由にあるのかもしれません。