Windowsで使っているアプリケーションをMacで使おうとしてもMac版が用意されているとは限りません。どうしても使いたい場合にはWindows互換レイヤーの【Wine】を使ってWindows版をMacで動作させてみると良いでしょう。
一部イレギュラーな内容を含んでいます。したがって、すべて自己責任にて行い何がおきても一切の責任は負いません。
Wineとは?
MacやLinuxと言ったWindows以外のOSに「Windowsと同じ動作をさせる」と言うことを目的としたプログラムがWineです。
Wineを使ってWindowsアプリケーションをインストールすることで、MacやLinuxでもWindowsアプリケーションを動作させることができます。
そのままWineをインストールしようとすると複雑な操作が必要となるため、今回はWineskin Wineryを用います。
あまり大掛かりで複雑なアプリケーションは動作しないこともあるので注意してください。
ダウンロード&インストールやり方
- Webブラウザより【GitHub – Gcenx/WineskinServer】へアクセスします。
- WineskinServerの[Manual installation]より【Download Wineskin Winery】を選択します。
- ダウンロードしたファイル(Wineskin.Winery.txz)を展開し【Wineskin Winery.app】を取り出します。
実行できない場合には別の操作で開くことができます。
Wineskin Wineryの使いかた
初期設定をするやり方
- Wineskin Wineryの[Installed Engines]より【+】を選択します。
- Add Engineより[(対象のEngine)]を選択し【Download and Install】を押下します。
画像では[WS11WineCX64Bit22.0.1-1]を選択しました。
- Wineskin Wineryの[Wrapper Version]より【Update】を押下します。
既に最新バージョンである場合は押下できません。
以降は「インストールするWindowsアプリケーション」ごとに行います。
Wrapperを作成するやり方
- Wineskin Wineryより【Create New Blank Wrapper】を押下します。
- Create a Wrapperより[(任意の名前)]を入力し【OK】をを押下します。
- Wrapperが作成されます。
作成したWrapperは(任意の名前).appとなり、[Launchpad]やFinderの[アプリケーション]などから実行できます。
日本語フォントを追加するやり方
Windowsアプリをインストールするやり方
- (アプリ名).appより【Install Software】を押下します。
- Installerより【Choose Setup Executable】を押下します。
インストール不要なアプリの場合には【Copy a Folder Inside】または【Move a Folder Inside】を押下します。
- インストーラーを用いてインストールを完了させます。
インストールの操作はアプリケーションによって異なります。
- Choose Executableより[(実行するEXEファイル)]を選択し【OK】を押下します。
(任意の名前).appを実行すればインストールが完了したWindowsアプリケーションが実行されます。
設定ファイルなどを編集したい場合、Finderの[アプリケーション]よりアプリ名で検索し、アイコンのコンテキストメニューより【パッケージの内容を表示】を選択したら以下の場所をたどります。
drive_C > Program Files(x86) > (アプリケーションのパス)