Excelなど表計算ソフトで四捨五入する方法

Excelなど表計算ソフトで四捨五入する方法

Microsoft Officeの[Excel]やLibreOfficeなどの[Calc]と言った表計算ソフトでは、セルに入力した数値を四捨五入する場合に【ROUND関数】を使うのはもちろん【セルの書式設定】でも可能です。

この2つには違いがあり、両方とも表示されるのは「四捨五入した後の数値」ですが、セルの書式設定は「四捨五入する前の数値」を持ち、ROUND関数は「四捨五入した後の数値」を持ちます。

また、セルの書式設定は「小数点以下の表示桁数」を変更できるだけですが、ROUND関数は「整数部分も四捨五入する」ことができます。

これは、Microsoft OfficeのExcelはもちろん、オープンソースで誰でも使えるフリーのオフィスソフトであるLibreOfficeのCalcでも同様のことができます。

Microsoft Office Excelの場合

Microsoft 365 for the webを例としています。他のバージョンでは文言などが異なる場合があります。

セルの書式設定

  1. 対象のセルを選択します。
    Microsoft 365 for the web→Excel→小数

  2. メニューバーのホームより小数点以下の表示桁数を減らすまたは小数点以下の表示桁数を増やすをクリックします。
    Microsoft 365 for the web→Excel→ホーム→小数点以下の表示桁数を減らす

  3. 四捨五入された値が表示されます。
    セルが持つ実際の値は「四捨五入する前の数値」です。

    Microsoft 365 for the web→Excel→小数→四捨五入

ROUND関数

  1. セルに以下の関数を入力します。
    =ROUND(数値,桁数)

    桁数は以下の要領で入力します。

    数値 桁数 四捨五入
    123.456 2 123.46
    123.456 1 123.5
    123.456 0 123
    123.456 -1 120
    123.456 -2 100

    例えば

    =ROUND(123.456,0)
  2. 四捨五入された値が表示されます。
    セルが持つ実際の値は「四捨五入した後の数値」です。

    Microsoft 365 for the web→Excel→関数→ROUND

Excelでのやり方は以上です。

LibreOffice Calcの場合

セルの書式設定

  1. 対象のセルを選択します。
    パソコン→LibreOffice→Calc→小数

  2. メニューバーのホームより小数点以下の表示桁数を減らすまたは小数点以下の表示桁数を増やすをクリックします。
    パソコン→LibreOffice→Calc→メニューバー→小数点以下の表示桁数を増やす

  3. 四捨五入された値が表示されます。
    セルが持つ実際の値は「四捨五入する前の数値」です。

    パソコン→LibreOffice→Calc→小数→四捨五入

ROUND関数

  1. セルに以下の関数を入力します。
    =ROUND(数値,桁数)

    桁数は以下の要領で入力します。

    数値 桁数 四捨五入
    123.456 2 123.46
    123.456 1 123.5
    123.456 0 123
    123.456 -1 120
    123.456 -2 100

    例えば

    =ROUND(123.456,0)
  2. 四捨五入された値が表示されます。
    セルが持つ実際の値は「四捨五入した後の数値」です。

    パソコン→LibreOffice→Calc→関数→ROUND

Calcでのやり方は以上です。