AndroidスマートフォンとWindowsやiPhoneとMacなどの組み合わせでは、スマートフォンを【Webカメラ】にできる場合があります。内蔵カメラが搭載されていなかったり、スマートフォンの方が高性能だったりする場合に便利でしょう。
Webカメラとは、パソコンに接続された(接続する)カメラを指します。カメラとして特殊なことは無く静止画や動画を撮影するためのデバイスですが、主にビデオチャットなどの用途で使われることが多いからか[Web]と呼ばれます。

組み合わせ
Android 14以降のAndroidスマートフォンでは、WindowsなどとUSBケーブルで接続することでWebカメラとして使うことができます。
Windowsでは[スマートフォン連携]とAndroidスマートフォンの[Windowsにリンク]アプリを使って接続することで、スマートフォンをWebカメラとして使うことができます。
iPhoneではMacのWebカメラとして使うことができ、これを[連係カメラ]と呼びます。使用するにあたり「固定する」必要があるので、マウントできる機器を用意すると使い勝手が良いでしょう。

また、DroidCamやCamoと言ったアプリを使えばiPhoneとWindowsの組み合わせでも可能ですが、今回は上記のように各デバイスの標準機能を例とします。
Androidスマホ & パソコン
接続する
- スマートフォンの画面ロック(パターンやパスワードなど)を解除しUSBケーブルで接続します。
Anker USB-C & USB-A 3.0 ケーブル
- 通知領域よりAndroidシステム – このデバイスをUSBで充電中などをタップします。
機種やバージョンによって表示されない場合には、設定よりUSBの設定を変更します。
- USBの設定よりウェブカメラを選択します。
Android 14において、2023年12月に提供されたアップデートを適用する必要があります。
Windowsでは設定のBluetoothとデバイス>カメラ>接続済みカメラにAndroid Webcamが表示されていれば接続されています。また、クリックすることで動作確認できます。
使いかた
- パソコン本体に他のカメラが備わっている場合は(カメラの変更ボタン)をクリックして切り替えます。
- Androidスマートフォンの通知領域>ウェブカメラサービス – ウェブカメラよりカメラ(インカメラ/アウトカメラ)倍率を任意に変更します。
Androidスマホ & パソコンのやり方は以上です。
Windows & Androidスマートフォン
カメラとして接続する
- Windowsのスマートフォン連携とAndroidスマートフォンのWindowsにリンクを連携します。
- Windowsの設定>Bluetoothとデバイス>モバイルデバイス>デバイスの管理より接続されているカメラとして使用するをオンに切り替えます。
- Windowsの設定>Bluetoothとデバイス>カメラより接続済みカメラに表示されていることを確認します。
以下の画像ではPixel 6a(Windows仮想カメラ)が該当します。また、対象のカメラをクリックすることで動作確認できます。
使いかた
- パソコン本体に他のカメラが備わっている場合は(カメラの変更ボタン)をクリックして切り替えます。
- カメラの前面背面を切り替える場合は、WindowsのウィンドウまたはAndroidスマートフォンの通知から操作します。
Windows & Androidスマートフォンのやり方は以上です。
iPhone & Mac
連係カメラを使うには前述した固定されているの他にロックされている/Macの近くにあるなどの条件があります。
連係カメラを設定する
- iPhoneの設定より一般をタップします。
- 一般よりAirPlayと連携をタップします。
- AirPlayと連携より連係カメラをオンに切り替えます。
使いかた
- カメラを使うアプリを起動します。
今回はFaceTimeを例とします。他のアプリでは手順が異なる場合があります。
- 初回のみ連係カメラのダイアログが表示されることがあるので、内容に問題が無ければ続けるを選択します。
- FaceTimeの場合、メニューバーのビデオよりカメラおよびマイクを選択します。
iPhone & Macのやり方は以上です。