iPhoneやAndroidスマートフォンでは設定やアプリより【最大容量】を表示し劣化の程度を確認できます。また、充電した回数(サイクル回数)も表示できます。
最大容量とは「フル充電した際のバッテリー容量」を指し、例えば新品で[3,000mAh]のバッテリーの最大容量が[90%]とすると以下の計算式によって2,700mAhとなり、これが現在の「フル充電した際のバッテリー容量」となります。
3,000 x 0.9 = 2,700
このため、「新品の状態で100%まで充電した」場合と「最大容量が減った状態で100%まで充電した」場合とでは、後者の方が実際に充電されている容量が少ないことになり、「フル充電してもバッテリーの持ちが悪い」と言うことになります。
サイクル回数とは、例えば100%あるバッテリーを残りが30%まで使用してから充電をした場合、その後に100%まで充電したとしても残りの30%を使った時点で1回とカウントされます(この時のバッテリー残量は70%)。このため、電源に接続した回数では無いので実際よりは少なく感じるかもしれません。
iPhoneは[設定]より【最大容量】【サイクル回数】が表示できますが、Androidスマートフォンは[設定]より【サイクル回数】が表示できるものの機種が限られているので、対応していない場合や【最大容量】は専用のアプリを使って表示します。

Anker PowerCore 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)【PSE技術基準適合/PowerIQ搭載】
iPhoneの場合
- 設定よりバッテリーをタップします。
- バッテリーよりバッテリーの状態をタップします。
- バッテリーの状態に最大容量および充放電回数が表示されます。
充放電回数がサイクル回数です。
iPhoneでのやり方は以上です。
Androidの場合
設定
Google Pixelシリーズを例としますが、機種やバージョンによっては異なる場合があります。
- 設定よりデバイス情報>バッテリー情報をタップします。
ちなみにGalaxyではバッテリー>バッテリー情報をタップします。
- バッテリー情報にサイクル回数が表示されます。
最大容量は表示されないので、後述するアプリを使います。
アプリ
Google Playよりダウンロード&インストールできるDevice Info HWを例とします。
- アプリよりメニューバーを左右にスワイプしバッテリーをタップします。
- バッテリーにボルト/電源プロファイルおよびCycle countが表示されます。
Cycle countがサイクル回数でボルトが最大容量です。iPhoneのようにパーセントで表したい場合は以下で計算します。
(ボルト/電源プロファイル)×100=最大容量(パーセント)
Androidでのやり方は以上です。