指紋センサーが搭載されたiPhone SEやAndroidスマートフォンは指紋認証によって画面ロック解除などが可能ですが、「解除できない」「認証できない」と言う場合には、登録に原因がある可能性が多いのでコツをつかんで設定すると良いです。
iPhoneではホームボタンが搭載されたiPhone SE (第3世代)などに搭載されている指紋認証機能を「Touch ID」と呼びます。ホームボタンを搭載しないiPhone X以降の機種では指紋センサーが無いので使えません。
Androidスマートフォンでは機種によって異なり、Pixelシリーズでは「ディスプレイをタッチする」だけで指紋認証を行うディスプレイ指紋認証が搭載されている機種も多いですが、この場合は保護フィルムなどによって精度が下がることがあるようなので対応製品を選ぶようにしたほうが良いかもしれません。

ちなみに、場合によって他の画面ロックによる解除(パターン/ロックNo./パスワードなど)を求められる場合がありますが、これはセキュリティレベルを上げるための正常な挙動です(Androidスマートフォンではロックダウンと呼んでいます)。
登録時の注意点
一般的に指紋センサーは「指が汚れている」「指が濡れている」と言った状態が苦手なので、「手を洗う」「ウェットティッシュで拭き取る」など汗や汚れを落とし完全に乾かしておく事が重要です。
また、指紋センサーが汚れている場合があるので、ディスプレイと同じように乾いた布で優しく汚れのふき取り拭き取りの跡が残らないようにすると良いでしょう。
指紋は1つだけでは無く複数の登録が可能ですが、登録数が多いと「反応が遅い」「反応しない」などが起きることがあるため、登録は最小限がオススメです。
ちなみに、同じ指を複数登録すると認証しやすくなる場合があります。
iPhoneの場合
- 設定のTouch IDとパスコードより指紋を追加…をタップします。
- 画面の指示に従い指紋の中央部をホームボタンへ何度かタッチします(1段階目:指紋の中央部)。
全体が登録されるように指を少しづつ動かします(ただし、境界部は除く)。
- グリップを調整より表示内容を確認し問題が無ければ続けるをタップします。
- 画面の指示に従い指紋の境界部をホームボタンへ何度かタッチします(2段階目:指紋の境界部)。
全体が登録されるように指を少しづつ動かします(ただし、中央部は除く)。
- 指紋の登録が終わったら続けるをタップします。
- 複数の指紋を登録する場合にはTouch IDとパスコードより指紋を追加…をタップします。
どの指を登録したか忘れた場合、ホームボタンに指をふれると対象の指紋(指紋1など)がハイライトします。また、登録済みの指紋1などをタップすると名前の変更が可能です。
iPhoneの場合は以上です。
Androidの場合
- 設定のセキュリティとプライバシー>デバイスのロック解除>指紋認証より指紋認証をタップします。
- 指紋認証より+指紋を追加をタップします。
既に追加済みの指紋は指紋1などをタップすることで名前(右の親指など)を変更できます。また、(ごみ箱)をタップすることで削除できます。
- 手順は機種によって異なるため、表示された内容を良く確認し指示通りに操作します(指の腹、指の左側、指の右側など)。
登録しても指紋認証できない場合、電池の最適化の機能によって関連するアプリ(Fingerprints ASMやlockscreen.otpなど)が動作していない場合があるので、その場合には電池の最適化をしないアプリに指定すると改善するようです。
Androidの場合は以上です。