WindowsやMacをはじめUbuntu(Linux)などには【名前】が付けられていますが、これはニックネームなどでは無く主にネットワークなどで識別するために用いられるので、設定やコマンドで確認し必要であれば変更しておくと良いでしょう。
「名前」とは?
「デバイス名」「PC名」「hostname」「コンピューター名」「ローカルホスト名」などと複数の呼び名が使われていますが、すべて同じ項目として扱われます。
通常の利用では目にする機会は少ないですが、複数のパソコンをWi-Fiなど同一のネットワークに接続したりBluetoothペアリングなどの時に表示されるので、「名前」を確認しておかないと「どれが自分のデバイスか」が分からなくなってしまいます。
また、デフォルトの名前だと認識しにくかったり、機種によっては一部に「アカウント」が含まれている場合もあるので、必要であれば変更したほうが安全です。
Windowsの場合
Windows 11を例とします。Windows 10でも同様の操作が可能ですが文言などが異なる場合があります。
- 設定のシステムよりバージョン情報をクリックします。
Windows 10ではシステムの詳細情報をクリックします。
- バージョン情報にデバイス名が表示されるので、変更の必要があればこのPCの名前を変更をクリックします。
- PC名を変更するより画面の指示に従って操作します。
Windowsでのやり方は以上です。
Macの場合
Macにはコンピュータ名とローカルホスト名があります。どちらもデフォルトにユーザー名が含まれるので、必要であれば別の文字列に変更したほうが安心です。
コンピュータ名
- システム設定の一般より情報をクリックします。
- 情報にコンピュータ名が表示されるので、必要があればクリックして変更します。
ローカルホスト名
- システム設定の一般より共有をクリックします。
- 共有にローカルホスト名が表示されるので、変更の必要があれば編集…ボタンをクリックします。
- 編集よりローカルホスト名を変更しOKを押下します。
必要に応じてダイナミックグローバルホスト名を使用のオン/オフを切り替えます。
Macでのやり方は以上です。
Ubuntuの場合
- 画面左下の⋮⋮⋮をクリックします。
- アプリケーション一覧より(歯車)をクリックします。
画面の左右をクリックするとページ遷移できます。
- 設定のこのシステムについてにデバイス名が表示されるので、変更の必要があればクリックします。
- デバイス名の変更よりデバイス名を変更し名前を変更を押下します。
Ubuntuでのやり方は以上です。
コマンドは?
表示するだけであれば、コマンドラインツールよりコマンドを実行するのが簡単です。
- Windowsのターミナルを始め、MacのターミナルやUbuntu(Linux)の端末などのコマンドラインツールを使い、以下のコマンドを実行します。
hostname
- 実行結果を確認します。
表示される内容は環境によって異なります。
DESKTOP-ABCDEFG
userMacBook-Air.local
ubuntu.local