Microsoft Officeの[Excel]やLibreOfficeなどの[Calc]と言った表計算ソフトでは、変更されては困る[セル]や[シート]をロックして保護できます。全てのロックはもちろん、一部のみロックしないこともできます。
表計算ソフトでは、不特定多数の人間に入力をしてもらう表を作成することもあり、この場合には入力が[可能なセル]と[不可能なセル]を分けると都合が良いです。
この場合、「シートを保護する」と言う操作を行うことで「セルをロックする」ことができますが、デフォルトでは全てのセルがロックされるので入力を可能としたいセルに対して「ロックしない」と言う操作が必要となります。
これは、Microsoft OfficeのExcelはもちろん、オープンソースで誰でも使えるフリーのオフィスソフトであるLibreOfficeのCalcでも同様のことができます。
Microsoft Office Excelの場合
Microsoft 365 for the webを例としています。他のバージョンでは文言などが異なる場合があります。
- (対象のシート名)を右クリックし、メニューより保護の管理をクリックします。
- 保護の管理よりシートの保護をオンに切り替えます。
- 保護の管理のロック解除された範囲より範囲の追加をクリックします。
- 範囲の追加よりセルの範囲を選択します。
ロックしないセルを選択します。マウスで範囲選択する他にCtrlキーを押下しながら複数選択もできます。
ロックされたセルを変更しようとすると「このシートは保護されています。一部の内容は表示専用であり、変更できません。」とダイアログが表示されます。
Excelでのやり方は以上です。
LibreOffice Calcの場合
ロックしないセルを設定する
シートをロックする
ロックされたセルを変更しようとすると「保護されたセルは変更できません。」とダイアログが表示されます。
Calcでのやり方は以上です。