Excelなど表計算ソフトでセルを変更できないようロックする方法

Excelなど表計算ソフトでセルを変更できないようロックする方法

2022年12月21日

Microsoft Officeの[Excel]やLibreOfficeなどの[Calc]と言った表計算ソフトでは、変更されては困る[セル]や[シート]をロックして保護できます。全てのロックはもちろん、一部のみロックしないこともできます。

表計算ソフトでは、不特定多数の人間に入力をしてもらう表を作成することもあり、この場合には入力が[可能なセル]と[不可能なセル]を分けると都合が良いです。

この場合、「シートを保護する」と言う操作を行うことで「セルをロックする」ことができますが、デフォルトでは全てのセルがロックされるので入力を可能としたいセルに対して「ロックしない」と言う操作が必要となります。

これは、Microsoft OfficeのExcelはもちろん、オープンソースで誰でも使えるフリーのオフィスソフトであるLibreOfficeのCalcでも同様のことができます。

Microsoft Office Excelの場合

Microsoft 365 for the webを例としています。他のバージョンでは文言などが異なる場合があります。
  1. (対象のシート名)を右クリックし、メニューより保護の管理をクリックします。
    Microsoft 365 for the web→Excel→シート名→コンテキストメニュー

  2. 保護の管理よりシートの保護をオンに切り替えます。
    Microsoft 365 for the web→Excel→保護の管理

  3. 保護の管理のロック解除された範囲より範囲の追加をクリックします。
    Microsoft 365 for the web→Excel→保護の管理

  4. 範囲の追加よりセルの範囲を選択します。
    ロックしないセルを選択します。マウスで範囲選択する他にCtrlキーを押下しながら複数選択もできます。

    Microsoft 365 for the web→Excel→保護の管理

ロックされたセルを変更しようとすると「このシートは保護されています。一部の内容は表示専用であり、変更できません。」とダイアログが表示されます。

Excelでのやり方は以上です。

LibreOffice Calcの場合

ロックしないセルを設定する

  1. ロックしないセルを選択してから右クリックし、メニューよりセルの書式設定をクリックします。
    パソコン→LibreOffice→Calc→範囲選択→コンテキストメニュー

  2. セルの書式設定のセルの保護より保護するのチェックを外しOKをクリックします。
    パソコン→LibreOffice→Calc→セルの書式設定→セルの保護

シートをロックする

  1. (対象のシート名)を右クリックし、メニューよりシートの保護をクリックします。
    パソコン→LibreOffice Calc→シート名→コンテキストメニュー

  2. シートの保護を必要に応じて変更しOKをクリックします。
    パソコン→LibreOffice Calc→シート名→シートの保護

ロックされたセルを変更しようとすると「保護されたセルは変更できません。」とダイアログが表示されます。

Calcでのやり方は以上です。