Windows 11やWindows 10などパソコンの操作に必要なマウスには「クルクルまわるダイヤル状の装置」があり、画面を上下にスクロールするほかボタンのように押下できます。また、タッチパッドでも3本指または4本指で操作できます。
スクロールボタンとは?
クリック(左クリック)や右クリックするボタンの間にあるクルクルまわるダイヤル状の装置を「マウスホイール」や「スクロールホイール」または単に「ホイール」などと呼びます。
画面を上下にスクロールさせるために用いる他に押下できるようになっていることがあり、これを一般的に「スクロールボタン」や「ホイールボタン」などと呼びますが、Windowsでは中央ボタンと呼んでいます。
また、機種によっては左右に倒せるようになっており、上下だけでなく左右のスクロールが可能な場合もあります。

中央ボタンの操作はホイールが搭載されたマウスの他に、高精度タッチパッドであれば3本指または4本指で操作できますが、使うには機能を事前に割り当てる必要があります。

タッチパッドに割り当てるやり方
- 設定のBluetoothとデバイスよりタッチパッドをクリックします。
Windows 10の場合、設定のデバイスよりタッチパッドをクリックします。
- タッチパッドの3本指ジェスチャまたは4本指ジェスチャよりタップにマウスの中央ボタンを選択します。
- 中央ボタンを押下するには「3本指/4本指でタップ」します。
タッチパッドに割り当てるやり方は以上です。
中央ボタンの使いかた
中央ボタンの役割はアプリケーションによって割り当てが異なる場合があります。そこで、代表的なアプリケーションとしてWebブラウザを使って機能を紹介します。
また、メーカーによっては専用のアプリケーションが用意され、ボタンに様々な機能を割り当てることができる場合があるので、マニュアルやWebサイトで確認してみると良いでしょう。
自動スクロール
Webサイトは縦長に構成されていることがほとんどなので、閲覧するためにホイールをクルクルと回してスクロールさせるでしょう。
この時、何もない場所で中央ボタンをクリックすると見慣れないアイコン(上下に三角形)が表示され、マウスを上下に動かすだけで自動的にスクロールしてくれるようになります。
Webサイトはどうしても縦長になりがちなので、ホイールをクルクルと回すのが億劫になるほど縦長なサイトには自動スクロールを使うのがオススメです。
別のタブで開く
リンクをクリックする際には左クリックするのが一般的です。
この場合、サイト作成者の実装したとおりに「同じ画面で開く」か「別のタブで開く」ことになりますが、どのような実装をされていてもリンクを中央ボタンでクリックすると別のタブで開くことができます。
そのため、現在の画面を表示させたままでリンク先を閲覧したい場合にはリンクを中央ボタンでクリックするのがオススメです。