「Administrator」とは「管理者」のことであり、Linuxでは「root(ルート)」と呼んでいます。Ubuntuで管理者権限を使う場合には[sudo]コマンドを実行するため、rootユーザーはデフォルトでは使えないようになっていますが、有効にすれば[su]コマンドで切り替えることもできます。
rootとは?
ディレクトリ構造の一番上を「rootディレクトリ」などと呼びますが、今回は管理者の意味を持つ[root(ルート)]を指します。
Linuxは1台を複数のユーザーで使えるようマルチユーザーの機能を持っており、各ユーザーは用途に合わせて権限を設定することができますが、すべての権限を持ったユーザーがあらかじめ用意されており、これを「rootユーザー」「root権限」などと呼びます。
Ubuntuのデフォルトではrootユーザーに対して「パスワードが設定されていない」ことから利用することができませんが、パスワードを設定することで利用することができます。
rootパスワードを設定するやり方
- 以下のコマンドを実行します。
sudo passwd root
- [新しい パスワード]および[新しい パスワードを再入力してください]を入力しEnterキーを押下します。
新しい パスワード: 新しい パスワードを再入力してください:
- 「パスワードは正しく更新されました」と表示されれば成功です。
passwd: パスワードは正しく更新されました
rootパスワードを設定するやり方は以上です。
rootユーザーに切り替えるやり方
rootユーザーに切り替えるやり方は以上です。